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外壁塗装における下塗り工程の重要性とは?失敗しないための注意点と選び方

  • 執筆者の写真: 石原 一雄
    石原 一雄
  • 14 分前
  • 読了時間: 4分

家の顔である外壁。

いつまでも美しく、そして長く機能してほしいと願うのは、多くの住宅オーナーさんの共通の思いでしょう。

外壁塗装は、その願いを叶えるための重要な手段です。


そんな塗装工程の中でも特に重要なのが「下塗り」です。

下塗りの良し悪しが、塗装全体の仕上がりや寿命を大きく左右すると言っても過言ではありません。

実は、下塗りには多くの住宅オーナーさんが知らない、重要な役割が隠されています。

そこで今回は、外壁塗装の下塗り工程の重要性について、分かりやすくご紹介します。


外壁塗装における下塗り工程の重要性


下塗りの役割とは何か


下塗りは、外壁材と上塗り塗料を繋ぐ接着剤のような役割を果たします。

まるで土台のように、外壁と上塗り塗料の密着性を高め、塗膜の剥がれを防ぎます。

さらに、外壁材の吸い込みを抑え、上塗り塗料の色ムラや艶ムラを防ぐ効果も期待できます。

ひび割れなどの小さな傷を埋めて補修する役割も担い、外壁を保護するバリアとしての役割も果たします。

下塗りによって、外壁の寿命を延ばすことができるのです。


塗り工程の注意点


下塗り工程では、塗料の吸い込み具合に注意が必要です。

外壁材の状態によっては、1回塗りでは十分な効果が得られない場合があります。

特に劣化が激しい部分や、吸い込みやすい素材の場合は、複数回塗布する必要があるでしょう。


また、下塗り塗料の種類によって、乾燥時間や重ね塗りまでの時間が異なります。

作業前に、塗料の使用方法をよく確認し、適切な乾燥時間を確保することが大切です。






外壁塗装用下塗りの種類と選び方


シーラーの特徴と用途


シーラーは、外壁材への塗料の吸い込みを防ぎ、密着性を高めるための塗料です。

主に、コンクリートやモルタル、サイディングボードなどの外壁に使用されます。

水性タイプと油性タイプがあり、外壁材の種類や状態に合わせて適切なタイプを選びましょう。

水性タイプは臭いが少なく環境に優しく、油性タイプは吸い込み防止効果が高いのが特徴です。


プライマーの特徴と用途


プライマーもシーラーと同様に、外壁材への塗料の吸い込みを防ぎ、密着性を高める役割を果たします。

シーラーとの違いは、金属製の外壁材にも使用できる点です。

鉄部やアルミなど、錆びやすい素材には、防錆効果のあるプライマーを使用するのがおすすめです。


フィラーの特徴と用途


フィラーは、シーラーやプライマーに、パテのような機能が加わった塗料です。

外壁のひび割れや凹凸を埋めて平滑にすることで、上塗り塗料の仕上がりを美しくします。

特に、リシンやスタッコなど、表面が粗い外壁材に使用すると効果的です。


下塗り塗料の選び方


下塗り塗料を選ぶ際には、外壁材の種類、劣化状況、そして上塗り塗料との相性などを考慮する必要があります。

専門的な知識が必要となるため、塗装会社に相談するのが最も確実な方法です。

相談する際には、外壁の状態や希望する仕上がりなどを詳しく伝えましょう。





まとめ


外壁塗装の下塗り工程は、塗装全体の仕上がりと寿命を左右する重要な工程です。

下塗りは、外壁材と上塗り塗料の密着性を高め、外壁材の保護、色ムラや艶ムラの防止に役立ちます。

シーラー、プライマー、フィラーなど、様々な種類の下塗り塗料があり、外壁材の種類や状態に合わせて適切な塗料を選ぶことが大切です。

専門家のアドバイスを得ながら、最適な下塗り塗料を選び、美しい仕上がりと長持ちする外壁を実現しましょう。


下塗り工程を軽視せず、丁寧な作業を行うことで、安心して暮らせる住まいを守ることができます。

信頼できる塗装会社選びも、成功への重要なポイントです。

当社では、建築塗装の1級技能士を取得した社員を雇用しています。

外壁塗装をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 
 
 

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