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石原 一雄

屋根防水シートの種類と選び方について解説します!

家のメンテナンスに関心があり、屋根の防水シートについて知りたいと考えている方は多いでしょう。

この記事では、屋根の防水シートの種類、それぞれの耐久性や選び方のポイントについて解説します。


□屋根の防水シートの種類と選び方


屋根の防水シートは、雨漏りを防ぐために重要な役割を果たす、いわば家の“守り神”です。

しかし、種類によって耐久性や費用、特徴が大きく異なるため、適切な選び方が重要になります。


1: 透湿ルーフィング

透湿ルーフィングは、雨水を防ぎながら、湿気を外に逃がせる優れものです。

そのため、屋根裏の湿気による腐食を防ぎ、家の寿命を長く保つ効果があります。

耐用年数は約50年と長く、耐久性を重視する方におすすめです。

ただし、他の種類と比べて価格が高めです。


2: アスファルトルーフィング

アスファルトルーフィングは、最も一般的な防水シートです。

安価で入手しやすいというメリットがあり、価格を抑えたい方におすすめです。

ただし、耐久性は他の種類と比べて劣り、約10年程度で交換が必要になります。


3: ゴムアスルーフィング

ゴムアスルーフィングは、アスファルトルーフィングにゴムや樹脂を混ぜて、伸縮性を高めたものです。

釘穴からの水漏れを防ぐ効果が高く、耐用年数は約30年です。

アスファルトルーフィングよりも耐久性があり、価格も比較的リーズナブルです。


4: 基材不織布ルーフィング

基材不織布ルーフィングは、ベースが布で作られているため、破れにくく、複雑な形状の屋根にも対応しやすいのが特徴です。

耐久性も高く、約30年程度使用できます。

ただし、アスファルトルーフィングよりも価格が高めです。


5: 高分子系ルーフィング

高分子系ルーフィングは、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維を配合した、軽量で耐久性に優れた防水シートです。

遮熱性や防音性など、様々な機能を備えた製品も販売されています。

耐用年数は約30年と長く、機能性を重視する方におすすめです。








□屋根の構造と防水シートの役割


屋根は、野地板、防水シート、屋根材の3層構造で構成されています。

防水シートは、この3層構造の2層目に位置し、雨水が屋根材の隙間から侵入するのを防ぐ重要な役割を担っています。


1: 野地板

野地板は、屋根材を支える土台となる部分です。

防水シートや屋根材をしっかりと固定するために、強度が求められます。


2: 防水シート

防水シートは、野地板の上に敷かれ、雨水の侵入を防ぐ役割を担います。

様々な種類があり、それぞれの特性を理解して選ぶことが重要です。


3: 屋根材

屋根材は、防水シートの上に乗せられ、雨風や紫外線から家を守る役割を担います。

瓦やスレート、金属板など、様々な種類があります。






□まとめ


屋根の防水シートは、種類によって耐久性や費用、特徴が大きく異なります。

自分の家の状況や予算に合わせて、最適な防水シートを選ぶことが大切です。

この記事が、あなたの屋根の防水シート選びの参考になれば幸いです。

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