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外壁防水工事の種類とは?適切な選択で建物を守る方法について解説

  • 執筆者の写真: 石原 一雄
    石原 一雄
  • 8月12日
  • 読了時間: 4分

雨漏り、外壁のひび割れ… 住まいの大切な資産を守るためには、適切な外壁防水工事が不可欠です。

しかし、種類が多く、それぞれにメリット・デメリットがあるため、最適な工法選びに迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

費用も高額なだけに、後悔のない選択をしたいものです。

この記事では、外壁防水工事の種類と、それぞれの特性、費用感、選び方のポイントをご紹介します。


外壁防水工事の種類とは


ウレタン防水の特徴


ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を吹き付けたり塗布したりして防水層を形成する工法です。

優れた柔軟性と密着性を持つため、複雑な形状の建物にも対応できます。

また、継ぎ目がないため、雨漏りのリスクが低減されます。

ただし、紫外線に弱く、定期的なメンテナンス(5~10年ごと)が必要となる点がデメリットです。

主な工法には、通気緩衝工法と密着工法があり、通気緩衝工法は下地の状況変化による防水層の膨れを軽減する効果があります。

費用は、平方メートルあたり約5,000円~7,500円程度です。


シート防水の特徴


シート防水は、塩化ビニールシートやゴムシートなどを貼り付ける工法です。

耐久性が高く、メンテナンスフリーの期間が長いのが特徴です。

接着工法と機械固定工法があり、機械固定工法は工期が短く、天候にも左右されにくいメリットがあります。

一方、複雑な形状の建物には不向きな場合があります。

費用は、平方メートルあたり約5,000円~7,500円程度です。


アスファルト防水の特徴


アスファルト防水は、アスファルトを主成分とする防水材を使用する工法です。

歴史が長く、実績も豊富です。

トーチ工法と常温工法があり、トーチ工法は高温のバーナーを使用するため、下地を傷つける可能性があります。

常温工法は、火を使わないので安全ですが、接着力がトーチ工法より劣る場合があります。

費用は、平方メートルあたり約5,000円~7,500円程度です。


FRP防水の特徴


FRP防水は、ガラス繊維強化プラスチック(FRP)を用いた工法です。

軽量で、高い耐久性と水密性を持ちます。

工期が短いこともメリットです。

しかし、施工できる会社が少なく、費用はやや高めになる傾向があります。

費用は、平方メートルあたり約6,000円~8,500円程度です。


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外壁防水工事の選び方


費用と耐用年数の比較


各工法の費用と耐用年数は、使用する材料や施工方法によって異なります。

上記はあくまで目安であり、正確な費用は専門会社に相談する必要があります。

耐用年数も、メンテナンス状況によって大きく変わることを考慮しましょう。


家の状況と最適な工法


建物の形状、築年数、既存の防水層の状態など、家の状況によって最適な工法は異なります。

例えば、複雑な形状の建物にはウレタン防水が適している一方、大規模な建物にはシート防水やアスファルト防水が向いているケースもあります。


専門会社への依頼の重要性


外壁防水工事は、専門的な知識と技術が必要な高度な工事です。

安価な会社に依頼すると、施工不良による雨漏りや、不適切な材料の使用による早期劣化のリスクがあります。

信頼できる専門会社を選び、見積もりを比較検討することが大切です。


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まとめ


外壁防水工事には、ウレタン防水、シート防水、アスファルト防水、FRP防水など、複数の工法があります。

それぞれにメリット・デメリット、費用感、耐用年数などが異なるため、建物の状況や予算、今後の計画などを考慮して最適な工法を選ぶことが重要です。

専門会社への依頼は不可欠であり、依頼前にしっかりと見積もりを取ることで、適正な価格と高品質な施工を実現できます。

雨漏りなどのトラブルを未然に防ぎ、住まいの価値を守るためにも、適切な選択を心がけましょう。

専門家のアドバイスを受けることで、より安心できる工事を行うことができます。


当社では、すべての施工を下請け業者に任せず「自社施工」で対応することで、品質の高さと工期の柔軟性を両立しています。

外壁塗装・屋根塗装・防水工事など、住宅の長寿命化に欠かせない工事を、信頼できる職人の手で一貫して提供します。

ぜひ塗装や防水でお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。

 
 
 

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