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ルーフィング・下葺材とは?屋根を守るための賢い選択方法を解説

  • 執筆者の写真: 石原 一雄
    石原 一雄
  • 17 分前
  • 読了時間: 5分

屋根のリフォームを検討中ですか?

大切な家を守る屋根は、見た目だけでなく、その構造にも深い知識が必要です。

特に、屋根材の下に隠されている「下葺材」は、雨漏りなどのトラブルを防ぐ上で非常に重要な役割を果たしています。

しかし、その重要性を知っていても、実際にはどのような種類があり、どのように選べば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、屋根の下葺材選びのポイントを分かりやすくご紹介します。


屋根の下葺材選びのポイント


ルーフィングの種類と特徴


下葺材、つまりルーフィングは、主に「アスファルトルーフィング」と「改質アスファルトルーフィング(ゴムアスルーフィング)」の2種類に大別されます。

アスファルトルーフィングは、厚紙や不燃布にアスファルトを浸透させたもので、比較的安価です。

耐用年数は15~20年程度とされています。

一方、改質アスファルトルーフィングは、アスファルトルーフィングにポリマーやゴムなどを加えることで、耐久性や防水性を向上させたものです。

耐用年数は20年以上、高耐久性タイプでは60年以上と、アスファルトルーフィングよりも長持ちするのが特徴です。

また、改質アスファルトルーフィングには、片面が粘着シートになっているタイプもあり、施工の容易さや防水性の高さも魅力です。


防水性能と耐久性の比較


アスファルトルーフィングと改質アスファルトルーフィングでは、防水性能と耐久性に大きな違いがあります。

改質アスファルトルーフィングは、アスファルトルーフィングに比べて、雨水や紫外線に対する耐久性が高く、長期間にわたって高い防水性を維持できます。

具体的には、アスファルトルーフィングの耐用年数は15~20年程度であるのに対し、改質アスファルトルーフィングは20年以上、中には60年以上もつものもあります。

屋根材の寿命を考慮すると、高耐久性の改質アスファルトルーフィングを選ぶことで、リフォーム頻度を減らし、長期的なコスト削減にも繋がります。


下葺材の選び方の3つのコツ


1:屋根材との相性


屋根材の種類によって、適切な下葺材も異なります。

例えば、瓦屋根は50年以上と寿命が長いため、高耐久性の改質アスファルトルーフィングが推奨されます。

スレート屋根や金属屋根の場合は、屋根材の寿命と下葺材の耐用年数を比較検討し、バランスの良い組み合わせを選びましょう。


2:施工方法


カバー工法など、施工方法によっては、特定の種類の下葺材が適している場合があります。

例えば、既存の屋根材が劣化している場合は、片面粘着タイプの改質アスファルトルーフィングが、既存の屋根材に密着して施工できるため有効です。


3:予算


改質アスファルトルーフィングはアスファルトルーフィングよりも高価です。

予算と性能を比較検討し、最適なバランスを見つけることが重要です。


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屋根工事における下葺材の役割


屋根材保護の重要性


屋根材は、建物の美観を保つだけでなく、下葺材を紫外線や風雨から保護する役割も担っています。

しかし、屋根材自体が経年劣化したり、破損した場合、下葺材は直接雨風にさらされることになります。

そのため、下葺材は、屋根材の保護という重要な役割も果たしているのです。


雨漏り防止と建物への影響


下葺材は、屋根材の下に敷設される防水シートです。

屋根材に多少の隙間や傷があっても、下葺材がしっかり機能していれば、雨水が建物内部に侵入するのを防ぎます。

しかし、下葺材が劣化したり破損した場合、雨漏りの原因となるだけでなく、建物の構造材を腐食させ、建物の寿命を縮める可能性もあります。

雨漏りは、建物の耐久性や資産価値を著しく低下させるため、下葺材の適切な選択と施工は非常に重要です。


下葺材と屋根材の相性


下葺材と屋根材の相性は、屋根の寿命や耐久性に大きく影響します。

屋根材の寿命と下葺材の耐用年数を考慮し、両者のバランスがとれた組み合わせを選ぶことが重要です。

例えば、長寿命の瓦屋根には、高耐久性の改質アスファルトルーフィングが適しています。

一方、短寿命の屋根材の場合は、コストパフォーマンスを考慮して、アスファルトルーフィングを選択するのも一つの方法です。

適切な組み合わせを選ぶことで、雨漏りのリスクを最小限に抑え、建物の寿命を延ばすことができます。


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まとめ


この記事では、屋根の下葺材選びのポイントについて解説しました。

下葺材は、屋根材の下に隠れているため、普段は目にすることはありません。

しかし、雨漏り防止や建物の保護において非常に重要な役割を果たしており、屋根材と同様に、適切な選び方と施工が求められます。

アスファルトルーフィングと改質アスファルトルーフィングの特徴を理解し、屋根材の種類や施工方法、予算などを考慮した上で、最適な下葺材を選択しましょう。

これにより、安心して長く住み続けられる、快適で安全な住まいを実現できるでしょう。


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