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石原 一雄

外壁が剥がれ落ちる原因と適切な補修方法とは?知っておきたい外壁の基礎知識





マイホームを長く綺麗に保ちたい、住まいのメンテナンスに関心が高いあなた。

外壁の剥がれに不安を感じている方もいるのではないでしょうか。


外壁の剥がれ落ちる、放置するとどうなる?


外壁の剥がれは、見た目の問題だけでなく、深刻な問題を引き起こす可能性があります。

放置することで、雨漏りや構造の劣化につながり、住まいの安全性を脅かすことも。


1: 雨漏りによる住居内への浸水


外壁の剥がれは、雨水が侵入しやすくなる原因となります。

そのまま放置すると、雨漏りが発生し、住居内が水浸しになる可能性も。

家具や家電の故障、カビの発生など、多大な被害に繋がる可能性があります。


2: 構造材の腐食


雨水が構造材に浸透すると、木材や鉄骨の腐食が進みます。

腐食が進むと建物の強度が低下し、最悪の場合、倒壊の危険性も。


3: 健康被害


雨漏りによる湿気は、カビやダニの繁殖を招き、アレルギーや喘息などの健康被害を引き起こす可能性があります。

小さなお子さんや高齢者のいる家庭では、特に注意が必要です。






外壁剥がれ落ちる原因と適切な補修方法


外壁の剥がれは、様々な原因が考えられます。

原因別に適切な補修方法をご紹介しましょう。


1: 下地処理の不足


外壁塗装の前には、汚れや古い塗膜を丁寧に除去する「下地処理」が必須です。

下地処理が不十分だと、塗料の密着が悪くなり、剥がれやすくなってしまいます。

適切な補修方法:

外壁塗装:剥がれた部分を丁寧に研磨し、新しい塗料を塗布することで、密着性を高めます。

カバー工法:既存の外壁の上に新しい外壁材を重ねて施工する方法です。

下地処理が不要で、短期間で施工できるのがメリットです。


2: 乾燥不良


塗装作業後、十分に乾燥させずに次の工程に移してしまうと、塗膜が硬化せずに剥がれやすくなります。

特に、気温が低い時期や湿度が高い時期は、乾燥に時間がかかるため注意が必要です。

適切な補修方法:

外壁塗装:剥がれた部分を丁寧に研磨し、乾燥時間を十分に確保して新しい塗料を塗布します。


3: 下塗り材の選定ミス


外壁材の種類や塗料の種類によって、適切な下塗り材も異なります。

下塗り材の選定を間違えると、塗料の密着が悪くなり、剥がれが発生する原因となります。

適切な補修方法:

外壁塗装:剥がれた部分を丁寧に研磨し、適切な下塗り材を選んで新しい塗料を塗布します。


4: 建物の構造問題


建物の構造上の問題、例えば、外壁の継ぎ目の処理が不適切な場合や、外壁材自体に強度不足がある場合など、剥がれが発生することがあります。

適切な補修方法:

カバー工法:既存の外壁の上に新しい外壁材を重ねて施工することで、構造上の問題を解消します。

外壁張り替え:既存の外壁を取り外し、新しい外壁材に張り替える方法です。

構造上の問題を根本的に解決できます。


5: 経年劣化


外壁の塗料は、紫外線や雨風などの影響を受けて、経年劣化していきます。

長年放置すると、塗膜が剥がれやすくなります。

適切な補修方法:

外壁塗装:定期的に塗り替えを行うことで、外壁の美観を保ち、剥がれを防ぎます。






まとめ


外壁の剥がれは、放置すると雨漏りや構造の劣化など、深刻な問題を引き起こす可能性があります。

適切な補修方法を選択することで、住まいの安全性を確保し、快適な生活を送ることができます。

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