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石原 一雄

コンクリートの隙間をコーキングする方法とは?防水効果を高める方法を解説





家のコンクリート部分にできた隙間を、自分で補修したいと考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、適切な方法や手順がわからない、安全に効率的に作業を行いたいと考えている方もいるかもしれません。

この記事では、コンクリートの隙間をコーキングする方法を、具体的な手順や注意点、必要な道具などを詳しく解説することで、読者が安心して安全に作業に取り組めるようにサポートします。


コンクリートの隙間をコーキングする|基礎知識


コンクリートの隙間をコーキングする目的は、主に以下の3つです。


1: 防水効果の向上


隙間から雨水や湿気が侵入し、建物の腐食やカビの発生につながるのを防ぎます。


2: 断熱性能の向上


隙間から冷気や熱気が入り込み、室内の温度調整が難しくなるのを防ぎます。


3: 虫やホコリの侵入防止


隙間から虫やホコリが侵入し、室内環境が悪化するのを防ぎます。



コーキング剤には、シリコン系、ウレタン系、アクリル系など様々な種類があります。

それぞれの特性や用途を理解した上で、適切なコーキング剤を選びましょう。

例えば、浴室やキッチンなど、水回りで使用する場合には、耐水性や耐久性に優れたシリコン系コーキング剤がおすすめです。

一方、外壁や窓枠など、紫外線に当たる場所に使用する場合は、耐候性に優れた変成シリコン系コーキング剤が適しています。






コンクリートの隙間をコーキングする|作業手順


コンクリートの隙間をコーキングする作業は、以下の5つの手順で行います。


1: 清掃:隙間を丁寧に清掃し、汚れやホコリを取り除きます。


特に、油汚れやカビはコーキング剤の接着力を弱めるため、しっかりと落とすことが重要です。


2: 乾燥:清掃後、隙間を完全に乾燥させます。


湿った状態ではコーキング剤がしっかりと接着しないため、十分に乾燥させてから作業を始めましょう。


3: コーキング剤の充填:コーキングガンにコーキング剤をセットし、隙間を埋めるように充填していきます。


この際、コーキング剤を均一に押し出し、隙間を完全に埋めるように意識しましょう。


4: ヘラでならす:コーキング剤が乾く前に、ヘラを使って表面を滑らかに均一にならします。


この作業によって、見た目の美しさと耐久性を高めることができます。


5: 乾燥:コーキング剤が完全に乾燥するまで待ちます。


乾燥時間はコーキング剤の種類や気温によって異なりますが、通常は24時間程度です。

注意)コーキングを充填する前に接着性を向上させる為のプライマーを塗布しなければなりませんが、強溶剤の為、ここでの作業手順からは割愛しています。





まとめ


この記事では、コンクリートの隙間をコーキングする方法を、具体的な手順や注意点、必要な道具などを詳しく解説しました。

この記事で紹介した方法を参考に、ご自宅のコンクリートの隙間を自分で補修してみてはいかがでしょうか。安全に効率的に作業を行うことで、快適な住環境を維持することができます。

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