断熱塗料と遮熱塗料、どちらも省エネ効果が期待できる塗料として、リフォームを検討する際に耳にすることが多いのではないでしょうか。
しかし、「断熱塗料」と「遮熱塗料」の違いがよく分からず、どちらを選んだらいいのか迷っている方も多いと思います。
この記事では、断熱塗料と遮熱塗料の違いを解説します。
□断熱塗料と遮熱塗料のどちらを選べばいい?
断熱塗料と遮熱塗料は、どちらも省エネ効果が期待できる塗料ですが、それぞれ効果や費用、施工箇所が異なります。
1: 断熱塗料とは
断熱塗料は、塗膜の中に小さな気泡を閉じ込めて、熱の伝わりを遮断する塗料です。
熱を伝えにくい空気層を作り出すことで、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。
2: 遮熱塗料とは
遮熱塗料は、太陽光を反射することで、屋根や外壁の表面温度の上昇を抑える塗料です。
熱を吸収しにくい素材を使用することで、室内の温度上昇を抑え、冷房効率を高めます。
□断熱塗料と遮熱塗料の効果・耐用年数・費用を比較
断熱塗料と遮熱塗料の、効果、耐用年数、費用を比較します。
1: 効果
断熱塗料と遮熱塗料は、どちらも省エネ効果が期待できますが、効果の仕方は異なります。
断熱塗料は、熱の伝わりを遮断することで、室内の温度を安定させます。
一方、遮熱塗料は、太陽光を反射することで、屋根や外壁の表面温度の上昇を抑え、室内の温度上昇を抑えます。
2: 耐用年数
断熱塗料の耐用年数は、一般的に15~20年程度です。
遮熱塗料の耐用年数は、10~15年程度と、断熱塗料よりも短くなります。
3: 費用
断熱塗料の費用は、遮熱塗料よりも高価です。
断熱塗料は、遮熱塗料よりも機能が多く、耐久性も高いため、価格が高くなります。
4: 施工可能な箇所
断熱塗料と遮熱塗料は、どちらも屋根や外壁に施工可能です。
ただし、断熱塗料は、遮熱塗料よりも施工可能な箇所が限られます。
断熱塗料は、遮熱塗料よりも厚みがあるため、既存の塗膜との相性によっては施工できない場合もあります。
このように、断熱塗料と遮熱塗料は、どちらも省エネ効果が期待できる塗料ですが、それぞれの効果や費用、施工箇所が異なります。
□まとめ
断熱塗料は、室内の温度を安定させる効果が高く、遮熱塗料は、屋根や外壁の表面温度の上昇を抑える効果が高いです。
どちらの塗料を選ぶかは、家の構造や予算、目的によって異なります。
この記事で紹介した内容を参考に、最適な塗料を選んでください。
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