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石原 一雄

外壁塗装に使用されるコーキングの種類と選び方を解説!





外壁のコーキング(シーリング)は、雨風や紫外線から家を守る重要な役割を担っています。

しかし、コーキングの種類はたくさんあり、どれを選べばいいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

この記事では、外壁コーキングの種類や用途別に最適なコーキング材を解説します。

適切なコーキング材を選んで、家の外壁を長く美しく保つための知識を手に入れましょう。


□外壁コーキングの種類


外壁のコーキング材は、大きく分けて4つの種類があります。

それぞれの特徴を理解することで、用途や目的に合ったコーキング材を選べます。


1: アクリルコーキング

アクリルコーキングは、水性系で水に強いのが特徴です。

そのため、湿度の高い地域での使用に適しています。

また、紫外線にも強いので、わざわざコーキングの上から塗装する必要がありません。


しかし、耐久性が低く、約10年でひび割れが発生すると言われています。

近年では、リフォームの際にあまり使用されることはなくなりました。


2: ウレタンコーキング

ウレタンコーキングは、耐久性に優れたコーキング材です。

硬化後にゴムに似た弾力性があるので、コンクリートのひび割れなどのクラック補修に使われます。

また、密着性に優れているため、外壁がコンクリートでも剥がれにくいです。

一方で、紫外線に弱いため、紫外線から守るために上から塗装する必要があります。


3: シリコンコーキング

シリコンコーキングは、一般的なコーキング材としてよく使用されます。

耐久性に優れているだけでなく、耐熱性や耐水性にも強いので、さまざまな場面で使用できます。


さらに、コストパフォーマンスに優れていることから、人気の高い種類です。

しかし、塗料が付着しにくいため、コーキング後に塗装したい場合は、シリコンコーキング以外を選ぶ必要があります。


4: 変成シリコンコーキング

変成シリコンコーキングは、ウレタン樹脂を原料にしたコーキング材です。

耐久性に優れており、雨風や温度変化による影響を受けにくいため、長持ちします。


また、塗装性にも優れているため、上から塗装することが可能です。

カラーも豊富にあるので、仕上げとしても使用できます。







□外壁コーキング材の選び方


外壁コーキング材を選ぶ際は、以下の点を考慮する必要があります。


1: 耐久性

コーキング材は、長期間にわたって外壁を保護するため、耐久性が非常に重要です。

耐久性を重視する場合は、ウレタンコーキングや変成シリコンコーキングを選びましょう。


2: 耐水性

外壁は雨風や湿気にさらされるため、耐水性も重要な要素です。

特に湿度の高い地域では、耐水性に優れたシリコンコーキングや変成シリコンコーキングを選ぶのがおすすめです。


3: 耐候性

外壁は紫外線や温度変化の影響を受けやすいので、耐候性も重要なポイントです。

耐候性を重視する場合は、変成シリコンコーキングがおすすめです。


4: 価格

コーキング材は、種類によって価格が異なります。

価格を抑えたい場合は、ウレタンコーキングやシリコンコーキングがおすすめです。

しかし、 施工条件が限られますので、耐久性や耐候性を重視する場合は、価格が高くても変成シリコンコーキングを選ぶ方が良いでしょう。


5: 用途

コーキング材は、用途によって適切な種類が異なります。

例えば、ひび割れの補修にはウレタンコーキング、変成シリコンコーキング、塗装の仕上げには変成シリコンコーキングが適しています。







□まとめ


外壁のコーキングは、家の寿命を左右する重要なメンテナンスです。

この記事では、外壁コーキングの種類と選び方について解説しました。

耐久性、耐水性、耐候性、価格、用途などを考慮して、適切なコーキング材を選んで、家の外壁を長く美しく保ちましょう。

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