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住宅のシーリング耐用年数とは?劣化対策と選び方

  • 執筆者の写真: 石原 一雄
    石原 一雄
  • 6月12日
  • 読了時間: 3分

シーリング材は、建物を雨風から守り、建物の耐久性を大きく左右する重要な役割を担っています。

しかし、その寿命は意外と短く、適切なメンテナンスを怠ると、思わぬトラブルにつながる可能性もあります。

シーリング材の劣化は、見た目では分かりにくいものです。

そこで今回は、シーリング材の耐用年数や選び方、適切なメンテナンス時期と方法について解説します。


シーリング材の耐用年数


シーリングの種類による違い


シーリング材には様々な種類があり、それぞれ耐用年数が異なります。

例えば、一般的に使用される変成シリコン系シーリング材の耐用年数は約10年と言われています。

一方、高耐久性シーリング材の中には、30年もの寿命を誇るものもあります。

使用するシーリング材の種類によって、メンテナンス頻度や費用が大きく変わることを理解しておきましょう。


環境要因による影響


シーリング材の寿命は、建物の立地条件や気候にも大きく影響を受けます。

海風や強い紫外線にさらされる場所では、劣化が早く進む傾向があります。

また、寒冷地では、寒暖差による伸縮が繰り返されるため、亀裂が生じやすくなります。

これらの環境要因を考慮し、適切なシーリング材を選ぶことが重要です。


劣化症状の早期発見


シーリング材の劣化は、見た目では分かりにくい場合が多いです。

しかし、注意深く観察すれば、早期発見の糸口は見つかります。

初期症状としては、表面の硬化やひび割れ、白化などが挙げられます。

さらに進行すると、亀裂が深くなり、剥がれ落ちることもあります。

これらの症状が見られたら、早めの点検・修理を検討しましょう。





適切なメンテナンス時期と方法


シーリングの点検頻度


シーリング材の劣化を防ぎ、建物の寿命を延ばすためには、定期的な点検が欠かせません。

目安としては、年に一度は目視で点検を行い、5~10年に一度は専門会社による点検を受けることをおすすめします。

特に、築年数が経過した建物や、海沿いや寒冷地など、環境条件の厳しい場所に建っている建物は、より頻繁な点検が必要です。


修繕・交換の目安


シーリング材の修繕や交換が必要となるタイミングは、劣化の程度によって異なります。

軽微なひび割れであれば、打ち増しという方法で補修できます。

しかし、亀裂が深く広がっていたり、剥がれが目立つ場合は、打ち替えが必要となります。

専門会社に相談し、適切な処置を選びましょう。


専門会社への依頼


シーリング材の修繕や交換は、専門的な知識と技術が必要です。

自己流の修理は、かえって建物を傷める可能性があるため、専門会社に依頼することを強くおすすめします。

実績や信頼性などを確認し、安心して任せられる会社を選びましょう。


当社では、自社施工で工事を実施しております。

点検・調査・お見積もりなどは無料で承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。





まとめ


シーリング材は、建物の防水性や耐久性を保つ上で非常に重要な役割を果たします。

その寿命は種類や環境によって異なり、定期的な点検と適切なメンテナンスが不可欠です。

劣化症状を見つけたら、早急に専門会社に相談し、修繕や交換を行いましょう。


適切なメンテナンスによって、建物の寿命を長く保ち、快適な住まいを守ることができます。

高耐久シーリング材の採用も、長期的なコスト削減に繋がります。

建物の状態をよく観察し、適切な時期に適切な処置を行うことで、安心して暮らせる家を守りましょう。

 
 
 

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