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石原 一雄

ウレタン塗膜防水の密着工法徹底解説!費用やメリット・デメリット、施工手順まで詳しく解説

建物の老朽化や雨漏り、深刻な問題ですよね。

特に、費用対効果を重視しながら最適な対策を選びたいとお考えの建築関係者やオーナー様にとって、防水工事の選択は重要な決断となります。

この記事では、ウレタン塗膜防水の中でも特にコストパフォーマンスに優れた「密着工法」に焦点を当て、その特徴、費用、施工手順、そして他の工法との比較を分かりやすく解説します。

建物の寿命を延ばすための賢い選択にお役立てください。


ウレタン塗膜防水密着工法とは?その特徴と費用感


ウレタン塗膜防水密着工法とは、読んで字のごとく、下地に直接ウレタン樹脂を塗布する防水工法です。

他の工法と比較して、比較的シンプルで施工が容易な点が大きな特徴です。


1: コストパフォーマンスの高さ


密着工法は、他の工法(例えば、通気緩衝工法)と比べて材料費や工期が短縮できるため、費用を抑えることができます。

これは、中間層を必要としないシンプルな構造によるものです。

㎡あたりの単価も比較的安価に抑えられます。


2: 施工の容易さ


複雑な形状の屋根や壁にも対応しやすく、施工が容易なため、工期を短縮できるメリットがあります。

そのため、迅速な防水工事が必要な場合にも適しています。


3: 柔軟性と耐久性


ウレタン樹脂は柔軟性が高く、建物の微細な動きにも追従できるため、ひび割れなどの発生リスクを低減します。

適切なメンテナンスを行うことで、10年以上の耐久性も期待できます。

ただし、紫外線による劣化を防ぐためのトップコートの定期的な塗り替えは必須です。


4: メリットとデメリットの比較


メリットとしては、コストパフォーマンスの高さ、施工の容易さ、そして複雑な形状への対応力の高さなどが挙げられます。

一方、デメリットとしては、下地処理の精度が仕上がりに大きく影響すること、また、通気緩衝工法と比較すると防水性能はやや劣ることなどが挙げられます。

費用を抑えつつ、比較的短期間で施工したい場合に最適な選択肢と言えるでしょう。

全体的な費用は、施工面積や下地状態、使用する材料などによって変動します。

詳細な見積もりは、専門業者に依頼することが重要です。







ウレタン塗膜防水密着工法の施工手順と注意点


密着工法の施工手順は、大きく分けて4つのステップに分けられます。

それぞれの工程における注意点も合わせて説明します。


1: 下地調整


既存の防水層の除去、亀裂補修、清掃など、下地処理は防水工事の成否を大きく左右します。

下地がしっかりしていないと、せっかくのウレタン塗膜が剥がれてしまう可能性があります。

丁寧な作業が求められます。


2: プライマー塗布


プライマーは、ウレタン樹脂と下地との密着性を高めるための重要な役割を果たします。

プライマーの塗布は、薄く均一に塗布することが重要です。

乾燥時間を十分に取ることも忘れずに。


3: ウレタン塗布


ウレタン樹脂をローラーやエアレススプレーガンを用いて、均一に塗布していきます。

厚さや塗り重ね回数は、設計図書に従って行う必要があります。

塗布後、完全に乾燥させることが重要です。


4: トップコート塗布


トップコートは、紫外線や雨風からウレタン防水層を保護する役割を果たします。

トップコートの塗り替え時期は、使用する材料や環境によって異なりますが、一般的には5~10年程度と言われています。

定期的な点検と塗り替えを行うことで、防水層の寿命を延ばすことができます。

以上の工程において、専門的な知識と技術が必要となるため、信頼できる業者に依頼することが重要です。






まとめ


この記事では、ウレタン塗膜防水の密着工法について、その特徴、費用感、施工手順、そして注意点などを解説しました。

密着工法は、コストパフォーマンスに優れ、施工が容易なため、多くの現場で採用されています。

しかし、下地処理の重要性やトップコートの定期的な塗り替えなど、注意すべき点も存在します。

建物の状況や予算、そして長期的なメンテナンス計画などを考慮した上で、最適な防水工法を選択することが重要です。

お困りの際には、是非一度当社にご相談ください。

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